オゾン層破壊とは オゾン層破壊物質の生産規制 フロン回収破壊法システム 温室効果ガスについて
 
オゾン層の破壊とは?
 上部成層圏(地上約20〜40km)に存在するオゾン層は、波長280〜320nmの有害紫外線(UV-B)を吸収することにより、生命を保護する大切な役割を果たしています。しかし、このオゾン層を、CFC(クロロフルオロカーボン)等の化学物質が破壊することが、1970年代後半から問題視されるようになりました。
 CFC、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)等のオゾン層破壊物質は、化学変化を起こしにくい物質であるため、大気中に放出されても対流圏(地表〜地上約10km程度)ではほとんど分解されずに成層圏に達し、そこで紫外線により分解(光分解)され塩素原子を放出します。この塩素原子が分解触媒となって成層圏のオゾンを連鎖的に破壊するため、結果的に地表に到達する有害紫外線の量を増加させることとなり、皮膚ガンや白内障の発生率が上昇する可能性があるほか、生態系にも重大な影響をもたらすおそれがあります。
 CFC等はオゾン層破壊物質でもあるとともに、強力な温室効果ガスであるため、こちらの対策は地球温暖化対策の観点からも重要なものです。

オゾンホールの発見
1982年に日本の南極観測隊は春のオゾン全量が以上に少なくなっていることを発見しました。オゾンホールは毎年8月頃に出現し、9〜10月にかけて最盛期を迎え、11月〜12月に消滅します

オゾン層とは

大気中のオゾンは、その約90%が地上から10〜50km上空の成層圏と呼ばれる領域に集まっています。
この成層圏オゾンが、通常「オゾン層」と呼ばれています



オゾン層破壊のメカニズム
 
CFC等の物質が成層圏で分解して発生する塩素原子(Cl)や臭素原子(Br)が、オゾン分子(O3)を分解させる触媒としての作用を果たしてオゾン層を破壊します